しかし今日ウェブブラウザ上で産み出される収入のほとんどは依然として、検索広告を介したものとなっている。例えばFirefoxは、デフォルトの検索エンジンとなっているGoogleの検索広告料から収入を得ている。
Maxthonのデフォルト検索機能は中国内ではBaiduが提供している。Baiduは同国においては最大手のサービスの1つである。
Maxthonは2004年に黒字に転換した。売上の約80%は、提携相手から回収した検索関連広告によるものである。
同社は資金調達を望んでいなかったものの、数カ月前にCharles River Venturesからの出資を受けている。この取引に至ったのはTai氏側が非常に高い関心を示していたことが大きな要因となっていると、Tai氏とJacobsson氏の両者とも述べている。この投資は、Skype設立時の出資者であるMorten Lund氏による出資に続くものである。Maxthonは調達した資金を利用して開発チームを拡充する予定である。
MaxthonはInternet Explorerのレンダリングエンジンを採用している。これは同社にとってプラスにもマイナスにもなろう。MaxthonはIEエンジンを基盤として構築されており、これによりMicrosoftとの直接対決を避けている。その一方でこれがMicrosoft嫌いの人々を遠ざけ、もろ刃の剣となる恐れもある。
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