Intel MacにWindows XP SP2を搭載したら、必ず自動アップデートを有効にしておくこと(有効にはなっているはずだが、念のため確認しておきたい)。自動アップデートは、Microsoftのサーバをチェックし、ユーザーのWindows XPに最新のセキュリティパッチがすべて適用されているようにするものだ。この機能を使うには、「スタート」メニューから「コントロールパネル」そして「セキュリティセンター」を選択する。セキュリティセンターで、自動アップデートが無効になっているとの表示があれば、指定された手順に従ってこれを有効にする。注意:アップデートのインストールに関しては、さまざまな選択肢が用意されており、バックグラウンドで実行することもできれば、手動でプロセスを開始することもできる、(アップデートをかけると、システムの再起動が必要になることが多いため)。
Windows XP SP2にバンドルされているWindows Firewallは、基本的なファイヤウォールとしては優れているが、私はそれよりもはるかに堅牢なZoneAlarmのファイアウォール(無償でダウンロード可能)をお勧めする。これはリソースもあまり必要とせず、短い学習期間がすめば、ほとんど表には出てこない(もちろん、悪質なアプリがインターネットへのアクセスを試みている場合は別だ)。
現在スパイウェアは、アドウェアからrootkitまでさまざまなものが存在し、その定義はどう考えても理解しにくいので注意が必要だ。そこで、確実にすべてを捕捉できるように、最低でも2種類のスパイウェア対策アプリを使うことをお勧めする。Microsoftが提供するWindows Defenderは無償で、キーストロークロガーやリモートアクセス型トロイの木馬に対する基本的な保護機能を提供する優れた製品だ。しかし、有償無償を問わず、推奨される最新のスパイウェア対策アプリ(英語ページへ)を一覧にしたのでこちらも参考にされたい。
不思議なことに、Windows XP SP2には、Microsoftのウイルス対策ソフトがバンドルされていない(同社はこの役目をWindows Live OneCareに負わせている)。そこで、ユーザーは可及的速やかに何らかのウイルス対策ソフトをインストールすることが必要になるだろう。各社から出ている有償/無償アプリをくらべた最新のテスト結果を参照されたい。
この記事の目的は、Windowsを試そうとするMacユーザーや、Intel Macを買おうとするWindowsユーザーを怖がらせることではない。すべての人に善きインターネット市民になってもらうことがこの狙いだ。どのOSにも関連したリスクはある。セキュリティの脆弱性が存在しないソフトウェアなどない。しかし、Windowsが世界の市場を支配しているのは明らかで、犯罪に手を染めるハッカーにはWindowsシステムの攻撃に関して一日の長がある。また、これと反対のことが起こるかもしれない。その時には、WindowsユーザーがMac(もしくはLinux)上で安全を確保する方法についてお知らせする。
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