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「Windows Live」で怒涛のサービス攻勢を仕掛けるマイクロソフト
次期Windows「Vista」を開発するのにすでに5年を費やしているMicrosoftだが、新しい「Windows Live」ではさまざまなサービスを5分おきに投入しているかのようだ。
もっとも、そこがある程度重要な点ではある。
昨年秋に、MSN幹部のDavid Cole氏らは、Microsoft最高経営責任者のSteve Ballmer氏と会長のBill Gates氏に、新しいOSのような複雑なソフトウェアよりもオンラインサービスのほうがかなり素速く立ち上げられるというアイデアを売り込んだ。彼らは多くのオンラインサービスを盛り込んだ計画を提出したが、これらのサービスはここ数カ月の間に、Windows Liveの一部として投入されてきている。
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Cole氏は、MSNスタッフに向けて最近出した社内電子メールのなかで、「彼らは驚いていた。そして、それほど多くのサービスを公開できるとなれば、会社にとっても顧客にとっても歴史的な出来事になるだろうと話していた」と述べている。
このプレゼンテーションからほどなく、Gates氏はカリフォルニア州サンフランシスコで発表会を開催し、世界中に向けてこのアイデアを大々的に売り込んだ。同氏はその際、ソフトウェアに「Live」の時代が到来したことを発表した。
Microsoftがもっと機敏になる必要があることを認識したBallmer氏は、全事業部に対して、長期的発展、中期的に実現できる事柄、そして数カ月単位で可能な「ちょっとしたこと」について検討するよう指示を出した。そして、Windows Liveはいろいろな意味で究極の「ちょっとしたこと」になっている。
Microsoftが2005年11月に、初めてWindows Liveに言及した際に用意したサービスは、大半が既存のMSNサービスの焼き直しだった。
だが、Microsoftはその後、Windows Liveブランドに10数種類以上の新製品を追加してきている。Cole氏は電子メールのなかで、通常の戦略のように製品をまとめて正式に発売するのではなく、いろいろなサービスを続けざまにアップデートしたり、新たに立ち上げたりし続けるのがMicrosoftの目標だと述べている。
同氏によると、これらのサービスの大半は初期ベータ版の状態で一般に提供されることになるという。そのなかで、「Windows Live Mail」など一部のサービスはすでに公開テストが進められており、Windows Live Mailについてはおよそ90万人の顧客が同製品を使っている。一方で、ユーザーが自分で作成したビデオを扱う「Warhol」(開発コード名)などのサービスは、まだ一般の前に姿を現していない。
Cole氏は電子メールのなかで、「考えてみてほしい。今後3〜6カ月の間に、これまでの10年分に相当する革新的な技術を市場に投入するのだ」と述べている。
来月から1年間の長期休暇に入る予定のCole氏は、先週の「Rabble」に先駆け、この電子メールを3月3日に送信した。Rabbleとは、主にWindows Live部門を統括するMSN事業部の全体会議のことを指す。
ビジネス側では、Microsoftの新しい広告配信エンジンである「AdCenter」がこの取り組みの心臓部となる。広告販売と広告料引き上げの支援を狙ったこのエンジンは、ユーザーの性別や年齢といった情報を利用して、さらにターゲットを絞ったマーケティングを展開するのに役立つようにできている。
Windows Liveのブランドで提供されるさまざまなサービスを通じて、Microsoftは自社のオンラインサービスを利用するユーザーについて一段と深く理解できるようになる。
Cole氏はBusiness Week Onlineが最初に言及したメモに、「われわれは戦いに勝利するため、Windows Liveで戦略的な賭けに出る」と書いている。Microsoftは、一般ユーザー向けのサービスを中心に、従来のデスクトップソフトウェアのコストをまかなう1つの方法として広告を利用することにも言及している。しかし同社によると、社内でブレインストーミングを行ってアイデアを出しあったものの、既存のデスクトップ製品のオンライン版投入に関しては何も決まっていないという。
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