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第2のグーグルとなるのはどこか?--検索ベンチャーが続々登場 - (page 3)
パーソナライズ機能を向上させる
開発におけるもうひとつの主戦場は、パーソナライズ検索である。新規参入組は検索結果の表示性能に対して、どこにも引けをとらないと意気込む。
新顔のサーチエンジンEureksterは、ソーシャルネットワーキングを利用して、より個人の属性や嗜好に合わせた検索結果を返すように開発されている。このエンジンを使ってユーザーはソーシャルネットワークを形成し、同じグループに属する人が何に興味を持っているのか知ることができる。このサービスは他のサーチエンジンと同様、キーワードやアルゴリズムを使って、入力された検索ワードに最も関連性の高いウェブサイトを表示するタイプだ。だが検索結果のランキングは、ある特定のグループに属する人々が興味を持っているものによって決まる。
このエンジンは、EureksterのCEOが設立したSLI Systemsのウェブ探索技術と、Overtureの広告サービスを利用したものだ。NBCはEureksterの株式の15%を保有している。
一方、オーストラリアの検索サービス企業Moosterも投資家の関心を刺激していると、同社のCEO、Liesl Capperは述べている。元教員のCapperは昨年10月に政府の助成金を受けてMoosterを設立。同氏の言葉を借りれば、パーソナライズ検索分野は「情けない状況」にあるというが、これを打開するチャンスを与えてくれたことに感謝しているとCapperはいう。
Mooterはニューラルネットワークに基づく数学的アルゴリズムを使い、たとえば2人の人間が入力した「オーストラリア旅行」という言葉の違いを理解して判別する。この場合、Moosterでは検索した人がバックパック旅行に関するデータと、贅沢なゴルフツアーに関するデータのどちらが知りたいのかを識別することができるのだ。Capperによると、この2人がその日のうちに検索した内容や最初の検索に続いて検索した内容など、あらゆるデータに基づいて各個人の検索の特徴を抽出していくのだという。
「1人の人間が処理できる情報量には限界があるのだから、たくさんのサーチエンジンを使うのは非常に面倒だ。当社ではいわば行間に着目することで、ユーザーが無意識に行っている検索パターンを導き出し、よりよい検索結果を表示する」(Capper)
もうひとつのダークホースDipsieが計画しているのは、今年後半に発表予定の新しいサーチエンジンだ。こちらの検索技術はまだ公開されていないが、同社のCEO Jason Wienerによると、Dipsieはデータベースを元にした無数のウェブドキュメントなど、ウェブの奥深くまでをインデックス化するものだという。また、ウェブサイトのランキングには従来と違う技術、たとえばコンテンツの意味を評価するといったものが使われると見られている。Dispieは、名前は公開していないもののいくつかの投資家を抱えており、自社のサービスを自ら展開する広告事業でサポートしていく考えだ。
検索技術を開発するVivisimoとGroxisは特定のトピックに関する検索結果を編集・加工できるツールの作成に取り組んでいる。たとえば、「Paris Hilton」という言葉を入力すると、高級ホテルチェーンに関する情報と、相続人である評判の令嬢に関する情報を分けて表示できる。
Vivisimoは、検索ワードを論理的なカテゴリーに分類するサーチエンジンを自社サイトで提供している。同社は先月、Eコマースの最大手eBayでオークション情報を並べ替えることができる検索ツールを発表した。また、オンライン上のディスカウントストアFatWalletも同月、Googleの検索結果を並べ替えるためにVivisimoの技術を使うという契約を結んでいる。一方のGroxisは、トピックごとに検索結果を並べ替えるGoogle用プラグインを開発した。
そのほかにも、エリア検索サービス市場向けの技術を開発中の企業がある。こちらの市場も数多くのサーチエンジン業者の成長が見込める分野とされており、120億〜180億ドル規模ともされる米国地域産業の広告ビジネスに利益をもたらす可能性があると見られている。この市場に向け、たとえばWhereonearth.comはウェブ上のIPアドレスをピンポイントで特定できるシステムを開発中だ。またCitysearch.comは、地元のレストランやお店、娯楽施設などを見つける仕組みを提供している。
老舗の検索サービス事業者もこういった分野で立派に競い合っている。ただ、これまでと違う点は、投資家が第2のGoogleを探そうとしているところだ。
「検索市場を縦割りにすると、そこには巨大な可能性があるものだ」とJupiterのMecklerは述べている。
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