FujiSankei Business i.
2008/11/11 10:52
情報通信技術の国際標準規格を定める国際電気通信連合(ITU、ジュネーブ)は、2015年にも実用化が見込まれる「第4世代携帯電話」の通信技術ガイドラインを11日にとりまとめることが明らかになった。
無線通信技術「LTE」の利用が決定している「3.9世代携帯電話」などと異なり、第4世代携帯は概念しか存在せず、具体的な通信技術は決まっていない。ITUは公開したガイドラインに沿って各国の企業や研究機関に通信技術を開発・提案してもらい、2011年にも国際標準技術として認定する計画だ。
ガイドラインは▽通信速度を毎秒1ギガ(1ギガは10億)ビットとする▽ウェブサイトなどへの接続に必要な時間を10分の1秒以内にとどめる▽第4世代携帯の通信インフラが存在しない場合は第3世代携帯のネットワークに接続できる−ことなどを技術要件とする。
毎秒1ギガビットの通信速度だと、現在の第3世代携帯なら4時間かかる10曲分の音楽CDのダウンロードが約50秒で済む。第4世代携帯電話の具体的なサービスとしては、立体画像による動画配信サービスなどが実現する見通し。
ITUの技術開発要請には、米インテルが主導する企業グループや、欧米や日本の携帯電話事業者などで構成される企業連合などが提案を行うとみられる。ITUは複数の提案を国際標準技術として認定する可能性が高いが、その後両陣営は各国の携帯電話事業者・メーカーに技術の採用を働きかけるため、技術の開発競争が本格化することになる。
第4世代携帯電話には、現在はテレビの放送局と中継局間の通信などに利用されている3.4〜3.6ギガヘルツの周波数帯域が利用される見込み。
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