FujiSankei Business i.
2008/07/09 10:52
KDDIは8日、欧州現地法人、英KDDIイースタンヨーロッパ(ロンドン)のモスクワ支店を今月中旬に開設し、在ロシア日系企業向け通信関連サービスの提供を開始すると発表した。ロシア経済が発展し、日本企業の進出が加速していることから、日露間の通信やネットワーク構築の需要が増大すると判断した。通信インフラ提供にとどまらず、顧客企業の進出、移転、新事業展開に伴うさまざまなサポートを幅広く行うとしている。
ロシアの事業拠点はNTTコミュニケーションズも設置しているが、KDDIはサンクトペテルブルクと合わせて2大都市をカバーし、ロシアの事業展開を加速する。KDDIの海外拠点は60カ所目。当初は従業員5人程度で立ち上げ、ロシアに生産拠点を整備するトヨタなど自動車メーカーや関連業界を中心に売り込む。
KDDIの石川雄三・ICT事業本部長は「お客さまが地球規模でビジネスを展開する中、われわれも地球規模でサポートしていく」と語った。
KDDIによると、ロシアの長距離通信最大手、ロステレコムと共同建設してきた日露間の海底光ケーブルが9月に開通予定で、両国間の伝送容量は従来の約1000倍となる毎秒640ギガビットに拡大する。また、KDDIが英仏に構えるデータセンターを2年後までに約1・6倍へ増床するなど、欧州域内のサービス体制強化を進めている。
こうした取り組みを通じ、海外事業の売上高を2008年度の約1000億円から12年度には倍増させる計画で、今後は顧客基盤をアジアや欧州の企業にも広げる考えだ。
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