米携帯電話サービス3番手のSprint Nextelは、ウェブ検索トップのGoogleが提供するアプリケーションを、携帯電話に搭載する計画について協議中であると、この件に詳しい情報筋が米国時間10月31日に明らかにした。
Googleは、将来の成長のカギを握ると見られる携帯電話業界への進出を深めるべく、複数の米携帯電話キャリア大手と協議している。
詳細な計画や提携事業者の見込みなどについて、Googleは一切コメントしてこなかったものの、業界関係者は、間もなくGoogleが、携帯電話向けの新たなソフトウェアおよびサービスを立ち上げるとにらんでいる。
30日には、Reutersに対して複数の情報筋が、Verizon CommunicationsとVodafone Groupが共同出資する、米携帯電話サービス2番手のVerizon Wirelessも、Googleのアプリケーションを携帯電話に搭載する件で協議中であると伝えている。
すでにSprintは、新たな高速ワイヤレス技術のWiMaxをベースに構築される新ネットワークを利用する顧客に対して、Googleのウェブ検索やコミュニケーションサービスを提供する計画を、8月に明らかにしていた。
「WiMax以外でも、SprintとGoogleの提携があるからといって、特に驚く人はいないだろう」と、この情報筋は述べている。SprintとGoogleは、今回の件に関してコメントを控えている。
この情報筋は、Sprintのデバイスに、Googleや他のデベロッパーのモバイルアプリケーションを搭載する件で協議中であると語っている。
「協議は進行中であり、急速な進展が見られつつあるものの、どのような形で市場に送り出されるかに関して、まだ現在は初期のプロセス段階にある」と、この情報筋は述べている。
検索や電子メール、他のインターネット上の機能と共に広告を掲載して売り上げを得ているGoogleは、顧客がデスクトップPCから離れつつあるため、Googleの事業において、モバイルでのウェブサーフィンが重要になってくると述べてきた。
さらにGoogleは、間もなく実施される政府による無線周波数帯のオークションに関心を示し、顧客が用いるデバイスやデータアプリケーションに関して、携帯電話事業者による規制を弱めることを定めた法律の制定を求めて、規制当局などに働きかけてきた。
米携帯電話事業者は、モバイルでのウェブサーフィンやエンターテインメント分野でのサービス拡大を目指し、幾十億ドルも注ぎ込んできた。通話以外の目的で顧客に携帯電話を使ってもらい、売り上げを増やすことが目的だ。
Googleの株価は、日中の取引で一時700ドルを突破し、本稿執筆時点(米国時間10月31日午前)では前日比5.09ドル高の699.99ドルとなっている。11月1日に四半期決算を発表する予定のSprintは、株価が9セント安の16ドルとなっている。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
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