KDDIと東京電力、FTTHによるトリプルプレイサービス「ひかりone」の提供を開始

 KDDIと東京電力は5月25日、通信事業における包括的な提携に基づき両社が協力して提供するFTTH統合サービスを「ひかりone」という新しい名称の下に、6月1日より本格的に提供を開始すると発表した。

 ひかりoneでは、光ファイバによるトリプルプレイ(ネットサービス、電話サービス、TVサービス)をはじめとするサービスを提供していく。

 具体的には、一戸建住宅および集合住宅の3階以下に住むユーザーを対象とした「ひかりoneホーム」を提供する。ひかりoneホームでは、KDDIのCDN(Contents Delivery Network。映像、音声等の配信に適したコンテンツ配信網)と東京電力の光アクセスネットワークを接続し、1Gbpsの光ファイバを分岐させて利用するGE-PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)の技術を採用し、高速かつ高品質なサービスを提供する。両社は販売などの面でも協力し、積極的な展開を図っていくとしている。

 また、今回の本格展開にあわせ、両社が2005年11月から提供している「KDDI&TEPCO 光キャンペーンプラン」およびKDDIが全国で提供している「光プラスホーム」を「ひかりoneホーム」(DION)に、「光プラスマンション」を「ひかりoneマンション」(DION)に改称する。なお、東京電力が提供している「TEPCOひかり」については同名称にて継続して提供する。

 ひかりoneの各サービスは提携プロバイダを通じてユーザーに提供していくが、6月1日のサービス開始にあたっては、KDDIのプロバイダである「DION」を通じて提供を開始する。DION以外の提携プロバイダとしては、「@nifty(ニフティ)」「DTI(ドリーム・トレイン・インターネット)」「BIGLOBE(日本電気)」の3社と提携する予定。提携プロバイダは今後も順次拡大していくという。

 また、KDDIは、KDDI光プラスからひかりoneへの改称に合わせて、FTTHの映像配信サービス「光プラスTV」の名称を「MOVIE SPLASH(ムービースプラッシュ)」に変更する。これにともない、現在提供中のテレビ向けポータル画面を7月にリニューアルするとしている。

 また、名称変更にあたり、6月1日から9月30日の間に「MOVIE SPLASH(ひかりone TVサービス)」を新規に申し込んだユーザーに対してキャンペーンを実施する。キャンペーン情報は6月1日よりサイト上で掲載する予定。

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