ニューズフロント(CNET Japan特約)
2003/02/25 13:35
東芝は2月24日、近距離無線規格のBluetoothを使った端末間自動接続技術を開発したと発表した。Bluetooth搭載の2つの端末を10cm程度の距離に約1秒間近づけると接続を確立し、その後は両端末間を離しても端末間のデータのやり取りを継続する。「端末間では特別な接続作業は不要。10cm程度近接させるだけでよい」(東芝)という。
同社では、携帯電話などの携帯端末とPOS端末や自動販売機を接続して、代金の決済をしたり、改札機との間でチケット認証を行うといった用途を想定する。
赤外線通信(IrDA)や非接触ICカードを使った通信手段では通信エリアを限定するため、通信中は機器の位置や姿勢を固定する必要がある。しかしこのBluetooth自動接続技術は、10メートルというBluetoothの広い通信エリアの特長を生かすため、そうした制約がない。
同技術を使った具体的な通信方法は次のようになる。まず、端末を10cm程度近接させたときは狭域の通信機能モジュールで通信を行う。この際、認証情報を確認し接続を確立する。両端末が一度接続されると今度は広域の通信機能モジュールへと切り換わる。このため端末同士を離しても接続を保持する。また端末を10cm程度に近接させないと通信を実行しないため、セキュリティ性能にも優れるという。
同技術は、片方の端末にだけに特別な実装を必要とするところも特徴。「もう片方である携帯端末側ではソフトウェアの変更以外、特別なハードウェアなどを必要としない」(東芝)
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