オリンパスと中央大学、眼鏡型ディスプレイを使ったユビキタスサービスを実証実験

 オリンパスは2月25日、中央大学の加藤研究室と協業し、「インスパイア型ユビキタスサービス」(IUS)の実用化に向けた実証実験を2008年2月下旬から実施すると発表した。中央大学生約50人を対象に東京都文京区内で実証実験を行い、2012年の実用化を目指す。

 IUSでは、情報端末を経由して利用者から得たGPSや加速度センサーから位置および行動といった利用者の状況を把握し、眼鏡型のヘッドマウントディスプレイに現在地周辺の観光情報や店舗情報といった利用者の興味や状況に合わせた情報を表示する。そのほか、通りや坂などの由来・歴史情報といった利用者の知的好奇心を刺激する「気づき情報」も表示する。

 IUSはオリンパスによると、「気づきや発見、感動に満ち、アクティブに生きるライフスタイルを支援するユビキタスサービス。便利さや快適さだけでなく、充実感や達成感といった人間的な豊かさを実感できるサービスを目指している」という。

 また、オリンパス未来創造研究所が、今回のサービス向けにヘッドマウントディスプレイとしては初めて完全無線化したデバイス「モバイルEye-Trek−慧眼−」を開発したことも明らかにした。2012年度をめどに商用化する考えという。

モバイルEye-Trek−慧眼− モバイルEye-Trek−慧眼−〔試作機〕(左)と、装着イメージ(右)(写真提供:オリンパス)

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