マピオン、Wi-Fi電波を使った位置情報取得サービスを開始

 サイバーマップ・ジャパンが提供する地図情報検索サービス「マピオン」は1月23日、Wi-Fiデバイスを搭載したノートパソコン等で、Wi-Fi電波を使って位置を測定し、現在地の地図を表示させることができるサービスを開始した。

 同サービスは、クウジットの提供するWi-Fi電波を使って位置を推定するサービス「PlaceEngine」を利用したもので、専用ページからダウンロードしたPlaceEngineクライアントソフトをインストールすることにより利用できる。

 マピオントップページにある「現在地を取得」ボタンをクリックすると、PlaceEngineクライアントソフトが近傍のWi-Fiアクセスポイントから流れる電波を観測し、Wi-Fi電測情報(MACアドレス、電界強度などの情報)として取得することにより、サーバに蓄えられているWi-Fi電測情報のデータベースから緯度経度や住所情報などを推定、PC版マピオンの地図を表示する。

 Wi-Fi電測情報のデータベースは、ユーザーが現在位置の登録を行うことで、データベースの更新を行い、位置推定精度を向上させる仕組み。現時点では、国内政令指定都市の主要商業地域を中心とした位置情報が格納されている。

 Wi-Fiデバイスを搭載した機器であれば、GPSを搭載していなくても簡単に現在位置を取得することができ、屋内や地下街など、GPSが機能しない場所でも位置を測定することができる。

 マピオンでは今後、Wi-Fiでの位置情報取得サービスに対するユーザー需要を継続的に判断し、クウジットの協力のもと、PlaceEngineと連携した新たなサービスの開発を検討するとしている。

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