2007年国内ブロードバンド市場、FTTHが大幅増で約3033万件に

 矢野経済研究所は11月22日、2007年国内ブロードバンド市場に関する調査結果 を発表した。

 調査によると、2007年末時点の国内ブロードバンド契約数は前年度比389万増の 約3033万件、回線種別にみるとFTTHが前年度比433万増の約1313万と大幅に増えたも のの、DSLはFTTHへの切り替えが要因で前年度比72万減の約1329万と予測している。 そのほか、CATVアクセスが前年度比29万増の約390万、FWAが前年度比0.8万減の約0.4万と見込んでいる。

 さらに2012末時点の回線種別の契約数はFTTHが3023万、DSLが約754万、CATVア クセスが約484万と予測している。

 また、2007年末時点の国内インターネット接続市場規模は前年対比104%の1兆 6300億円、そのうちブロードバンド接続市場規模は前年対比113%の1兆3700億円と予 測している。ただ、ナローバンドやインターネット未利用層からの新規加入は約390万にとどまり、ブロードバンド内での回線契約種別の切り替えが主流となっているこ とから、金額ベースでの成長率は鈍化傾向にあるとしている。回線種別の接続市場規 模はFTTHが前年対比150%の6000億円、DSLが前年対比90%の5400億円、CATVアクセス が前年対比110%の2300億円、ナローバンドが前年対比74%の2600億円と予測してい る。

 さらに2012年末時点の回線種別の接続市場規模はFTTHが1兆3600億円、DSLが 2500億円、CATVアクセスが2000億円、ナローバンドが700億円を見込んでいる。

 調査は2007年2〜5月、主要通信キャリアおよびISP事業社など合計19社を対象 に、同社の専門研究員が直接面接取材、または電話やファクス、電子メールなどによる ヒアリング調査を併用したもの。

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