ボーイング、高速ブロードバンド接続サービスから撤退へ

藤本和彦(編集部)2006年08月18日 20時12分

 Boeingが米国時間8月17日に発表したところによると、同社は高速ブロードバンド接続サービス「Connexion by Boeing」を終了し、ブロードバンド業界から撤退することを決定したという。Connexion by Boeingは、Boeing製の飛行機内で、飛行中でもインターネットサービスが利用できるというもの。

 同社の会長、社長および最高経営責任者(CEO)のJim McNerney氏は、「この6年間、われわれはConnexion by Boeingに相当な資金、資源、技術を費やしてきた。しかし残念ながら、この市場は想定していたほど形成されなかった」と語った。

 Connexionに関与していた従業員の多くは今後、同社の中で別の職に就く予定だという。

 Boeingは6月26日の時点で、Connexion事業の見直しを検討していた。市場価値の評価や既存の顧客および事業に興味を示した企業数社と協議を重ねたという。

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