番号ポータビリティはどうしたら利用できる?--携帯電話各社が手続き方法を公開

 NTTドコモ、KDDI、ボーダフォンの3社は5月17日、11月1日までに導入が予定されている携帯電話番号ポータビリティ制度(MNP)について、基本的な手続き方法を発表した。

 MNPは、利用者が携帯電話事業者を変更する際に、所定の手続きをすることで、現在契約している事業者(移転元事業者)で利用していた電話番号を、新しい事業者(移転先事業者)との契約後も引き続き利用できる制度だ。

 従来、携帯電話事業者を変更する際には、解約手続きと新規契約手続きをそれぞれ別の受付店などでする必要があった。MNP導入後は、移転元事業者との手続き(MNP予約申込)を電話やウェブで事前に済ませれば、移転先事業者の受付店に行くだけで移転元事業者の解約と新規契約の手続きができるようになる。

 手続きの流れは、以下の通り。

  1. 利用者が移転元事業者に対してMNPの予約申込する
  2. 移転元事業者は、利用者に携帯電話解約に関する事前の説明やMNPの手続きに関する説明をしたうえで、「MNP予約番号」を発行する。
  3. 利用者はMNP予約番号を持って移転先事業者の受付店に行き、MNPによる携帯電話の新規契約申込をする。
  4. 移転元事業者は、移転先事業者を経由して送られてくるMNP予約番号などを照合後、移転元契約を解除する。
  5. 移転先事業者にて新規契約処理をし、利用者は携帯電話機を受けとる。

 なお、移転先事業者の受付店での手続き時間は最大でも数時間程度になる予定という。また、料金については明らかにしていない。

 MNPを利用すると、移転元事業者との契約は解除され、移転先事業者と新たに契約することになる。ここでは、メールアドレスや料金プランなどのサービスは引き継げない。また、コンテンツプロバイダーが提供しているコンテンツや電子マネーなどは引き継げない場合があるとしている。

 また、2007年より携帯電話事業を展開するイー・モバイルは同日、音声サービス提供開始時点よりMNPに対応すると発表した。イー・モバイルは、MNPに関してすでに既存の携帯電話事業者各社と検討を始めており、必要となる手続きや設備の対応についても検討しているとのことだ。

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