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シスコ、デジタル著作権管理技術の新興企業に出資

2006/04/20 18:40
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 Cisco Systemsは、デジタル著作権管理(DRM)技術を手がける新興企業Widevine Technologiesに出資したことを明らかにした。Widevineは、コンテンツ所有者やビデオオンデマンドサービスを提供する事業者に対し、デジタルメディアをインターネットで安全に配信するための技術を提供している。

 Widevineの3回目の資金調達で、Ciscoその他が計1600万ドルを投資したという。

 Widevineの技術は、動画配信プロセスの各段階でコンテンツにデジタル透かしをつけ、テレビ番組や映画を安全にオンデマンド配信できるようにする。つけられた透かしは、コンテンツがセットトップボックスからパソコンやモバイル機器に移されても、追跡可能な形で残る。

 IPネットワークを介して配信されるコンテンツに透かしをつけておけば、大手映画会社やテレビ局から提供されたデジタルコンテンツを海賊版などに転用されないように保護することが可能になる。テレビ局や映画会社の多くはこれまで、コンテンツが簡単にコピーされ、多くの人々に共有されることを恐れて、作品をインターネットで配信することには消極的だった。

 すでにビデオ市場に本格参入を始めているCiscoにとって、Widevineの技術はぴったりの投資対象だ。2006年2月、Ciscoは総額約70億ドルを投じて、セットトップボックスメーカーのScientific-Atlantaを買収している。

 Ciscoは、テレビ番組や映画をインターネットのブロードバンド回線で提供するだけにとどまらず、IPネットワークを利用してコンテンツを家庭の隅々にまで届けるというデジタルホームのビジョンを描いている。Ciscoの戦略は、そうしたネットワークを実現するコンポーネントを提供することにあり、さらに、デジタルメディアを見たり聴いたりするための一般消費者向けエレクトロニクス機器の提供も計画している。

 しかし、コンテンツの所有者やテレビ局が、不正コピーに対して極度の警戒感を抱き、インターネット上での映画やテレビ番組の配信に応じなければ、Ciscoのこの戦略はうまくいかない。Ciscoが、Widevineの提供しているようなセキュリティ機能を自社製品に追加することにした背後には、そうした理由がある。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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