「大手携帯電話会社が現在提供しているプランでは、親が制限したくても、対応できていない」と、WiredSafetyを主宰し、子供のウェブ利用を親が制限することを訴えるWired Kidsを運営するParry Aftab氏は言う。「自分の子供に携帯電話を持たせて、必要な時に連絡を取れるようにしたいと考えている親は多い。しかし、そんな親たちの多くが子供たちに携帯電話を買い与えることを控えている。不安を感じているからだ」
Disney Mobileのサービスは、安全性や利便性を考えると携帯電話を持たせたいが、子供が携帯電話で何をするか不安に思ったり、月末に高額な利用料を請求されて驚くのではないかと心配したりしている親に向けて開発された。
Disney Mobileでは発信制限センターを開設した。親は自分の携帯電話かコンピュータのウェブサイトからこのセンターにアクセスして、音声通話時間やメールなどのサービスの利用を、子供ごとに月単位で制限できる。設定した枠がいっぱいになると、親と子に警告が送信され、親は枠を大きくしてもいいし、それ以上携帯電話を使わせないことにしてもいい。プリペイド型のサービスとは異なり、Disney Mobileのサービスには利用時間の制限が適用されない例外が設けられていて、たとえ上限に達しても、子供たちは緊急時に親や911番(米国の緊急電話番号)に電話をかけられる。
また、親は特定のサービスを子供が利用できないようにしたり、サービスを利用できる時間を指定したりできる。子供が電話をかけられる番号を制限したり、特定の番号からは呼び出せないようにしたりもできる。GPS機能によって、携帯電話を持っている子供が地図のどの位置にいるかを正確に知ることさえ可能だ。緊急メッセージを家族どうしでやり取りする警告機能もある。
Aftab氏によると、Disney Mobileのようなサービスに関心がある親は、子供たちがオンラインで利用するコンテンツを監視できるように家族用のコンピュータをリビングルームに置いているような人たちだという。
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