「安心で安全な通信の実現を」--日本エリクソン、東大教授にアワードを授与

藤本京子(編集部)2005年11月22日 20時38分

 日本エリクソンは11月22日、「エリクソン・テレコミュニケーション・アワード2005」および「エリクソン・ヤングサイエンティスト・アワード2005」の授賞式を開催した。両賞は、日本エリクソンが社会貢献活動の一環として、情報通信分野の学術研究の発展と振興に寄与した研究者や技術者、若手研究者を表彰するために設立したものだ。テレコミュニケーション・アワードは1997年に、ヤングサイエンティスト・アワードは1998年に創設している。

 2005年度の受賞者は、以下の4名となった。

エリクソン・テレコミュニケーション・アワード2005
東京大学 生産技術研究所 教授 今井秀樹氏
研究分野:「通信の信頼性及び安全性向上に対する貢献」

エリクソン・ヤング・サイエンティスト・アワード2005
北海道大学 大学院情報科学研究科メディアネットワーク専攻助手 齊藤晋聖氏
研究分野:「光ファイバ通信、光・電波科学・計算電磁気学」

独立行政法人 メディア教育開発センター 渋谷智治氏
研究分野:「符号理論、誤り訂正方式を中心とする情報通信工学」

東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻荒木研究室 Ting See Ho氏
研究分野:「無線通信、特にMulti-Input Multi-Output (MIMO)固有モード通信システム、伝播特性、適応変調と通信理論」

 テレコミュニケーション・アワード2005を受賞した東京大学教授の今井氏は、長年に渡って暗号技術などを中心とした研究を行ってきた人物だ。同氏は受賞の挨拶にて、「安心で安全な通信の実現に貢献することで、今日の恩返しとしたい」と述べた。

 日本エリクソンでは、将来への研究活動の奨励金として、テレコミュニケーション・アワード受賞者に300万円と副賞を、ヤング・サイエンティスト・アワード受賞者に50万円を贈呈した。

審査員や日本エリクソン社長、在日スウェーデン大使に囲まれるテレコミュニケーション・アワードおよびヤング・サイエンティスト・アワードの受賞者たち

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