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シスコ、警察や消防向けの緊急通信ネットワークソリューションを発表

2005/10/25 19:56
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 Cisco Systemsは米国時間10月24日、警察、消防、レスキュー隊をはじめとする公共の緊急援助隊が使う無線ネットワーク同士を接続するためのIP通信システムを発表した。

 今日、ほとんどの都市や町において、それぞれの管轄が独自の無線ネットワークを所有している。一般的に、これらネットワークは独立して運営されており、相互接続性は確保されていない。

 こうした無線ネットワークの相互接続性の欠如が最近、災害対策上の問題として認識されている。米国南岸地域がハリケーン「カトリーナ」に襲われたときも、緊急通報受付センターの一次応答者が互いに通信できなかったことで、復旧対策は余計に困難なものとなった。無線ネットワークの互換性の欠如はまた、2001年の同時多発テロ事件でも問題となった。

 Ciscoが今回発表した通信システム「Internet Protocol Interoperability and Collaboration Systems(IPics)」では、既存の無線ネットワークと携帯電話のネットワーク同士をIPネットワークを介して結ぶソフトウェアを用いる。各種ネットワークからの無線や携帯電話での会話はIPパケットへと変換され、既存のIPベースのデータネットワークへと送出される。

 多くの地方自治体では、旧式の無線ネットワークを他の管轄が利用しているのと互換性のある新型のものに置き換えることを考えている。だが、概してそれは非常にコストのかかるものとなる。Cisco幹部らは、IPicsにより組織が既存のシステムを引き続き利用でき、システム全体を置き換える費用を削減できると述べる。

 「われわれはまだ価格を公表していないが、システムをすべて入れ替えることに比べたら大幅に安くなるだろう。無線ネットワークをすべて置き換えた場合と比較して、10分の1くらいの価格で済むだろう。とにかくお買い得だ」と米Ciscoの最高開発責任者(Chief Development Officer)であるCharles Giancarloは、ニューヨーク市で開催されたプレスイベントで述べている。IPicsの2006年前半から販売される予定だ。Ciscoではすでにハワイ州ホノルル市など複数市でシステムのテストを行っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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