UOPF、コンテンツ配信とIPv6実装に向けた検討を開始

エースラッシュ2004年11月25日 17時40分

 ユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム(UOPF)は11月25日、情報家電に向けたアプリケーションの検討を加速するため、WG4「コンテンツ配信」ワーキング・グループの設立を発表した。

 UOPFでは2004年4月より、WG1「誰でも簡単設定・操作」、WG2「安全・簡単・低コストなM2Mリアルタイム接続」、WG3「ユーザ・サポート・ガイドライン」という3つのワーキンググループで2005年中の製品化を想定した技術仕様の制定作業を進めている。ここに、利用者が情報家電でブロードバンド経由のさまざまなコンテンツを簡単・安全・安心に入手できることを目的としたWG4「コンテンツ配信」が加わることになる。コンテンツ配信モデルの定義、技術評価や検証、各業界団体等との連携といった活動が行われ、最初のドキュメントは2005年6月に制定される予定だ。

 また、UOPFではIPv6実装に関する検討も開始するという。これは、ネットワーク接続の技術条件として、機器およびネットワークサービス双方においてすべての機器にグローバルIPアドレスを付与するためのもの。複数のISPでIPv4/IPv6デュアルサービス環境が整いつつあり、IPv6の採用でIPv4でのプライベートとグローバルIPアドレス変換等の複雑性が回避できることが狙いだ。

 今後は、IPv6接続仕様に関心のあるISPや各種関連メーカーなどにフォーラムへの参加を促し、技術仕様について仕様調整を進めるという。最終的には、IPv4ベースでの仕様と比較検討・接続検証などを実施したうえで、制定をしていく予定だ。

ユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム

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