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日立とNEC、基幹系ルータ事業新会社アラクサラネットワークスで「国内シェア30%をめざす」

2004/10/01 20:24
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 日立製作所とNECは10月1日、基幹系ルータおよびスイッチの開発と設計、製造、販売、保守などを行う合弁会社「アラクサラネットワークス」を設立したと発表した。両社が6月25日に基本合意した内容に基づいたもので、資本金55億円の出資比率は日立が60%、NECが40%。約320名の従業員でスタートし、元日立製作所IPネットワーク事業部長の和田宏行氏が取締役社長に就任する。

 和田氏は、アラクサラネットワークスのコアコンピタンスについて「日立の強みであるASIC技術とプロトコル処理技術、NECの強みであるネットワークプロセッサ技術とレイヤー2技術、そして両社の強みであるIPv6技術、高品質ハードウェアとソフトウェア技術を組み合わせ、そこにアラクサラ独自の技術的強みを創造することでコアコンピタンスをより強化する」としている。

アラクサラネットワークス 取締役社長 和田宏行氏

 アラクサラは同日、基幹系スイッチ/ルータ製品AXシリーズの第1弾として、ハイエンドスイッチAX7800Sシリーズ、ミッドレンジスイッチAX5400Sシリーズ、そしてハイエンドルータAX7800Rシリーズを発表している。出荷開始は2005年1月31日。これらの製品は、今年4月より日立とNECが共同で開発に取り組んでいたものだ。販売は、日立のGS、GRシリーズ、およびNECのIP8800 S/RシリーズとしてOEM販売されるほか、アラクサラのAXシリーズ製品としてビジネスパートナーを通じた販売も行う。OEMによる販売は80%、パートナーを通じての販売が20%となる見込み。

 現在同分野における日立、NEC両社の合計売上高は、2004年度で約300億円。これは国内シェアの約10%にあたるが、新会社としての目標売上高は2005年度で400億円としており、国内シェア17%の獲得をめざすという。和田氏は、「2007〜2008年頃には国内シェアを30%にまで持っていき、株式上場をめざしたい」としている。

 目標達成のための戦略として、和田氏は製品戦略と開発戦略、販売戦略を説明した。製品戦略としては、通信事業者と企業向けの製品を充実させ、高性能、高機能、高信頼、高コストパフォーマンスを提供できるものにする。開発戦略は、外部技術の採用により開発スピードを加速させるとともに、世界最先端のハード、ソフト技術を開発する。販売戦略は、日立、NEC、ビジネスパートナーを通じた販売を行い、充実したサポートを提供する。また海外展開は、ブロードバンドの普及において一歩先を行く韓国や中国を中心に行うとしている。

 和田氏は、「アラクサラの企業理念は、快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献することだ」と述べる。「今後のネットワークはベストエフォート型ではなく、品質、性能、機能が保証されたものでなくてはならない」と、和田氏は同社社長としての豊富を語った。

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