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ルータ業界の覇者シスコに一騎打ちを挑む3Com

2004/09/15 23:29
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 3Comが、企業向けルータ分野のライバルであるCisco Systemsへ圧力をかけている。

 同社は米国時間13日、Cisco製ルータの代替を狙って設計された低価格のアクセスルータ2種類を新たに発表した。同社によると、今回発表したルータ製品は、マーケットリーダーのCiscoが提供している同タイプの製品に比べ30〜50%程度値段が安いという。

 Ciscoは現在新しいアクセスルータの発表準備を進めているが、3Comによる今回の製品発表はこれに対抗する形で行われた。3Comの発表の翌日にあたる14日には、CiscoがWANアクセスルータの新製品「Cisco 1800/2800/3800」の詳細を発表している。これらの新製品には、組み込み型のセキュリティツールのほか、VoIPサポートなどの機能が含まれる。

 Ciscoは長らく企業向けルータ市場を独占しており、90%以上のシェアを抑えているが、3ComやJuniper Networksらのライバル企業が、Ciscoの支配に脅威を与える可能性がある。

 3Comの戦略は、Ciscoよりも圧倒的に安い価格で高性能なルーティング環境を提供するというもので、同社は企業向けルータを開発する中国のネットワーク機器メーカーHuawei Technologiesと提携し、特別な追加料金なしで多くの機能を製品内に同梱していると、3Comのルータ製品マーケティングマネージャを務めるHoward Rubinは述べている。同氏によると、3Comの製品では、たとえばファイアウォールやVPNといったソフトウェア機能が、ルータ本体の基本価格のなかで提供されているが、これはCiscoやJuniperの製品にはないものだという。

 「ユーザーは、Cisco製品に特別料金を支払うことにうんざりしている」と同氏は述べる。「さらに、より多くのメモリを搭載しようとしたり、一定のセキュリティ機能を有効にしようとして、そのたびに追加料金を支払わなければならないと分かったとき、本当に怒りを覚えるだろう」(Rubin)

 だがCiscoでは、3Comから対抗製品が登場することに、さして気をもんでいるわけではないようだ。

 「Ciscoはどの競合企業にも大きな敬意を払っている」とCisco広報のJim Brady「だが、先進技術、業界屈指のチャネル・パートナー、技術サポートなどの点で、Ciscoにかなうメーカーはほかにない」(Brady)

 3Comのルータ「6000」シリーズと直接競合するのは、Ciscoの「3725/3745」だ。この6000シリーズの製品は、ルーティング・プロトコルのフルサポートのほか、MPLS(Multi Protocol Label Switching)、ステートフル・パケット・インスペクション、QoS、IPSecベースのVPNといった機能もサポートしている。

 3Com Router 6040/6080の基本価格は、それぞれ5990ドル、8390ドルとなっている。

 これに対し、CNET Shopper上の表示価格では、Cisco 3725は9011〜9928ドル、Cisco 3745は1万3139〜1万3819ドルとなっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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