沖電気、IP電話ベースの通信環境を試験構築するスタータキットを発売

ニューズフロント2004年07月27日 14時35分

 沖電気工業は7月27日、IP電話サーバIP CONVERGENCE Server SS9100用の試験構築/体験キット「IP CONVERGENCE Server SS9100スタータキット」を発表した。同キットを使用すると、SS9100による情報通信融合環境を試験的に体験することができる。

 同スタータキットは、既存の通信環境をそのまま利用し、情報と通信を融合した環境を試験的に作り出すためのパッケージ。使用中の通信環境に接続すると、小規模の環境を構築できる。試験環境から本格的なシステムに移行するには、ソフトウェアをアップデートし、必要な機器を追加すれば済む。

 プレゼンス機能とアプリケーション共有機能を備えているので、オフィス内で座席を固定しないフリーデスク環境にも対応可能。アナログおよびデジタル方式の内線やISDNの局線を収容可能なIP-LTU、高品位の音声通信を実現するIP多機能電話機など、既存の環境に合わせた各種オプションを用意している。

 また、PBXなどの既存電話システムと接続するためのゲートウェイ(BV1270SIP)を使えば、既存の電話システムとの相互通信が可能。

 同スタータキットの販売/出荷は7月29日に開始する。価格は245万円から。

沖電気工業のプレスリリース

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