リンクシス、35%高速化可能なIEEE 802.11g無線LAN機器を発表

ニューズフロント2004年07月23日 15時24分

 シスコシステムズの事業部門であるリンクシスは7月23日、通信速度が最大35%速くなる技術「スピードブースター」を搭載する無線LAN機器を発表した。IEEE 802.11g準拠のルータ(WRT54GS-JP)、PCカード(WPC54GS-JP)、PCIアダプタ(WMP54GS-JP)を用意する。

 スピードブースターは、IEEE 802.11g準拠の無線LAN機器同士で接続した場合に通信速度を高速化する技術。データを圧縮するのではなく「無線通信の最適化をメインに高速化を図る」(同社)ことから、通信内容に左右されずに通信速度が高まるという。

 各製品の概要は以下の通り。

・WRT54GS-JP:  米国の次世代暗号化標準であるAESに対応したWPA(TKIP/AES対応)、IEEE 802.1X準拠のユーザー認証機能に対応する。ステートフルパケットインスペクション機能を備えるファイアウォール搭載により、「インターネットからの各種攻撃を防御し、快適で安全な通信を実現する」(同社)
  • WPC54GS-JP:
WPAサプリカントを標準添付しているため、対応OSのすべてでWPA(TKIP/AES)の利用が可能
  • WMP54GS-JP:
プロセッサ高速化に伴うPC本体の温度上昇に対応するため、動作環境温度を0度〜65度の範囲に広げた

 販売開始は8月上旬。価格はいずれもオープンだが、同社のオンラインショップでは、WRT54GS-JPを1万3800円、WPC54GS-JPを6800円、WMP54GS-JPを7800円で販売する。さらに、同社はWRT54GS-JPとWPC54GS-JPをパッケージ化したWRT54GS/P-JP(オンラインショップ価格は1万6800円)も提供する。

リンクシスのプレスリリース

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