大日本印刷、TV画面の二次元バーコードと携帯を利用した双方向サービスを提供

 大日本印刷(DNP)は、各種デジタル放送で行われているデータ放送画面上に表示した二次元バーコードを、カメラ付の携帯電話で読み込ませて携帯電話のインターネットサイトにアクセスする、新しい双方向サービスを1月5日から開始した。

 新サービスは、BS/CS110度/地上デジタル放送のデータ放送と携帯電話を組み合わせ、放送番組と連動した双方向サービスを簡単に実現するもの。また、このサービスを利用することで、容易に視聴者の視聴状況などを取得することもできる。

 サービスの仕組みは、データ放送の画面に二次元バーコードを表示し、そのバーコードを二次元バーコードリーダ機能をもつカメラ付携帯電話で読み取らせることで、二次元バーコードに埋め込まれているテキストやURLを携帯電話に表示し、簡単に指定のサイトにアクセスできるようにする。

 これによって、旅番組放送中に宿泊プレゼント用サイトのURLを埋め込んだ二次元バーコードを表示することで、視聴者は手軽に携帯電話から応募できるなど、放送番組と連動したリアルタイムのキャンペーンやアンケートのほか、番組で紹介した商品の販売などを手軽に行えるようになる。

 さらに、視聴時間や視聴履歴に応じ、視聴者ごとに異なった二次元バーコードを表示することで、視聴者の視聴状況に応じたサイトへのアクセスも可能になる。

 同社では、二次元バーコードを表示するデータ放送番組の制作、および携帯電話向けキャンペーンやアンケートサイト、商品販売サイトの制作からシステム構築、サイト運営まで、トータルな支援サービスを提供していく予定。

 今後は、多くの視聴者に利用されるデータ放送サービスの開発を行っていくとともに、今回開発した二次元バーコードを利用したデータ放送番組を、放送局やデータ放送サービス事業者、広告代理店などに向けて積極的に販促展開し、初年度2000万円、05年度には3億円の売り上げを見込んでいる。

大日本印刷

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