サン、1.28GHz版UltraSPARC IIIi搭載の通信事業者向けサーバを発表

ニューズフロント2003年12月09日 15時56分

 サン・マイクロシステムズは12月9日、通信事業者向けサーバ製品系列、Netraの新製品として、動作周波数1.28GHzのUltraSPARC IIIiプロセッサを搭載するNetra 240の販売を始めると発表した。出荷開始は2004年1月中旬の予定で、価格は113万3000円からとする。

 Netra製品系列のサーバは、通信事業向けのハードウェア規格であるNetwork Equipment Building System(NEBS)Level 3認定を受けており、通信事業者の環境で使用される直流(DC)電源に対応する。

 新製品のNetra 240は、2003年5月発売のSun Fire V240を通信事業者向けに最適化したラックマウント型サーバ。高さはV240と同じく2U(約9cm)だが、奥行きは約50cmとなり、V240(約63.5cm)より短くなった。そのため、通信装置用の標準的なラック(奥行き約60cm)に格納できる。さらに、通信事業者がよく使用する複数のラック幅に対応するオプションも利用可能。「DC電源や、システムの異常を管理者に自動通知する機能の採用など、従来の電話交換機と同じ仕組みを備えている」(同社)

 そのほかの主な仕様は以下の通り。

  • メモリ:1Gバイトまたは2Gバイト、最大4Gバイトまで拡張可能
  • ハードディスク装置:73.4Gバイト、1万5000rpm、Ultra3 SCSI、最大2台搭載可能
  • ネットワーク:ギガビットEthernet×4
  • OS:Solaris 8またはSoloaris 9
  • 大きさ:87.4mm(高さ)×483mm(奥行き)×442mm(幅)
  • 重さ:18.6kg

サン・マイクロシステムズ

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