バッファロー、無線LANでデジタル家電をつなぐ新技術を開発

 バッファロー(牧 誠社長)は11月10日、無線LANでデジタル家電をつなぐ新技術「エアステーション・ワンタッチ・セキュア・システム(A.O.S.S)」を開発したと発表した。同社では、新技術をベースにホームネットワーク市場に本格参入する方針。

 「A.O.S.S」は、ネットワーク家電のセキュアな無線LAN接続を可能にする技術で、暗号方式は「WEP」や「TKIP」、「AES」などに対応。暗号キーの設定や入力で困難だった無線LANの接続設定を簡単に行えるという。家電メーカーに対し、チップメーカーのブロードバンドコムから省電力・小型無線LANモジュールを調達し、同モジュールと「A.O.S.S」ファームウェアをセットにして提供する。

 また、独自のサービス組織である「バッファロー・サービス・アライアンス(BSA)」との連係によって、A.O.S.Sモジュール搭載機器に関して、電話サポートや訪問での設定・アフターサポートなど無線ネットワーク関連のサポートを行っていく。

 まずは、エアステーション「WHR2-G54」とワイヤレス・イーサネット・メディアコンバータ「WLI-TX1-G54」などを12月にA.O.S.S対応製品とし、ほかの製品についても順次対応していく。

 牧社長は、「ホームネットワークは有線で構築するのが難しいという課題があり、今後は無線が重要となってくる。しかし、無線はセキュリティ面の問題があり、なおかつ簡単な導入時設定が必要。これを解決するのが今回の新技術」と強調しており、「A.O.S.Sのビジネスは、06年度に200−300億円の売上高となり、関連ビジネスなども含めれば500億円規模になるだろう」とみている。

バッファロー

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