ITエージェント(恵志章夫社長)は、auショップ向けに、九州日立ソリューションズ(古川俊史社長)が提供する携帯電話の料金シミュレーションサービス「au料金プランシミュレーターPlus」を全国的に販売開始した。
現在auショップでは、通話料金表から手計算で1分単位や10円で話せる秒数などの単純な料金比較を行っているが、多岐にわたるプランの組み合わせを手計算によって行うことは不可能に近く、「勘」に頼った料金提案が行われている。
新サービスは、こうした煩わしい料金プランの計算を、パソコン上から必要項目を入力するだけで、スピーディに最適なシミュレーション結果を表示することができ、その結果を印刷して顧客に渡すことが可能となる。
すべての時間帯、通話秒数ごとにプラン別の比率を独自のプログラムによって算出し、より現実に近いシミュレーションを可能にした。料金プランの変更は、auユーザーに対してだけでなく、NTTドコモやJフォンなどほかのキャリアのユーザーに対して「au→au」、「NTTドコモ→au」、「J-フォン→au」の3パターンのシミュレーションが可能となっている。
また、現状の使い方で最も得になる「最適プラン」と、パケット通信も組み合わせた時の最適な利用料金がわかる「参考プラン」を表示し、他のパターンも見たいユーザーに、すべてのプランの表示、印刷を可能にしている。
同サービスを利用するauショップには、シミュレーションソフトをあらかじめパソコンにインストールした状態で提供し、電源を入れるだけで利用できる。各キャリアの携帯電話の料金プランは、ITエージェントのホームページから常に最新プログラムがダウンロードできるため、料金プランの変更にもすばやく対応する。
「デスクトップPCのセットモデル」(51万2000円)と「ノートPCのセットモデル」(56万3000円)の2モデルを用意。セット内容やサービスをITエージェントが企画し、グループ会社であるダイワボウ情報システムが販売店経由で販売する。
同社では、約3000店あるauショップに対し、初年度300店への導入を目指す。また今後、料金シミュレーションサービスだけでなく、受注業務やマーケティング業務のためのCRMソリューションを提供し、auショップの業務効率および顧客満足度向上のためのIT化を支援していく方針。
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