NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とドリームネットは5月23日、インターネット接続サービス事業の営業譲渡に関して両社が合意に達したと発表した。両社は7月1日をもって、ドリームネットが運営するインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)事業「DreamNet」のうち、インターネット接続サービス事業をNTT Comが運営するISP事業「OCN」に統合する。
NTT Comは、2003年1月23日付けでドリームネットの全株式を取得した。これにより両社は、OCNとDreamNetの統合を進めていた。設備・オペレーションの共有化により品質を高め、ISP事業における競争力強化が狙いという。
なお、2003年3月末現在のOCNの加入者数は350万人(コンテンツ会員を除く)、一方のDreamNetの会員数は30万人(コンテンツ会員を除く)である。事業統合による顧客への影響については、「メールアドレスは、今後も変更なく継続して利用できる。利用料金や今後のサービスなどの詳細については別途、案内する」(両社)としている。
ドリームネットは1994年、NTTデータとソフトバンクの共同出資によって「メディアバンク企画株式会社」として設立。96年4月「メディアバンク株式会社」に社名変更後、99年7月には、 NTTデータとNTTドコモが共同出資の形で経営体制を刷新し、「ドリームネット株式会社」に社名変更した。そして、今年1月、NTT Comの出資会社となった。
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