NTTドコモ、FOMAの年度内32万契約に意欲

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年03月18日 09時52分

 NTTドコモ(立川敬二社長)は、FOMAの今年度目標契約数32万について、「3月12日現在の契約数が22万で、あと10万の新規契約が必要になるが、これが達成できるかは3月15日発売の新機種P2102Vにかかっている。目標が達成できるよう努力する」(立川社長)と、目標数達成実現への意欲を示した。

 これは3月14日に開催された定例社長会見の席上、立川社長自身が明らかにしたもので、不調が伝えられたFOMAの契約者数だが、「2051シリーズの発売以降、契約者数が増加し、ユーザーに受ける端末を出すことが重要だという教訓を得た」という。

 具体的には、FOMA2051シリーズ発売以降、(1)一日平均の純増数が昨年に比べ約10倍に増加、(2)発売から2か月で約8万の販売数に――と好調に推移。3月15日に発売するP2102Vは、映像機能をもった新機種であり、当初予定よりも発売が遅れたものの、「新技術(を搭載した機種で)は、発売が遅れることはまま起こり得る」と発売の遅れによる影響は少ないとした。

 FOMAに関しては、人気端末の投入とともに、エリアの拡大、屋内基地局の設置など利用インフラ面での充実を進め、人口カバー率は3月末までに91%、基地客は6100局とする。2003年度末には基地局5500局を増設し、計1万1600局まで拡大する。

 屋内局についても、「屋外局だけを充実させればよいという時代ではない。建物の中、地下街でも使える環境をつくることが必要」(立川社長)と屋内基地局施設を充実させていく計画で、2003年度には1600局とする。

 また、「すべてのところでFOMAが通じるわけではないのも事実」と、FOMAとPDCの両方に対応したデュアル端末N2701を投入し、「とくに地方などでの利用が多いユーザーには、デュアル端末を利用してもらう」ことを推進していくという。

NTTドコモ

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