偽セキュリティソフトの4割が2010年に作成--ハッカーの大きな収入源に

 Panda Securityは11月16日、同社の研究機関であるPandaLabsが偽セキュリティソフトの急増を報告したことを受け、警告を発表した。偽セキュリティソフト(別名Rogueware)の40%が2010年に作られたものという。

 この種の悪意あるコードが4年前に初めて報告されて以来、565万1786種のユニークなRoguewareが検出されているが、このうち228万5629種が2010年の1〜10月に出現したもの。これまでに、世界中の全コンピュータの34.8%が感染しており、このうち5.4%が偽セキュリティソフトに感染させられているとしている。

 偽セキュリティソフトは、ユーザーのコンピュータに侵入して大規模感染を装い、警告を行う。そして、それを解決するためのソリューションを購入するようにユーザーを誘導する。この警告は、ユーザーがクレジットカードデータと代金を渡すまで続く。これによるハッカーの利益は毎月3400万ドル(年間4億2500万ドル)にも上るという。

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