マイクロソフト、3Dデータ最適化ツール「Simplygon」の開発元を買収

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 高森郁哉 (ガリレオ)2017年01月18日 10時02分

 Microsoftで次世代エクスペリエンス担当バイスプレジデントを務めるKudo Tsunoda氏は米国時間1月17日、「3Dをあらゆるユーザーに」戦略の一環として、3Dデータ最適化ツール「Simplygon」を手がけるDonya Labs ABを買収したと発表した。3Dは、リリースが予定されている「Windows 10 Creators Update」の主要な機能の1つだ。

 Tsunoda氏によると、Simplygonは、3Dでの情報の取得、作成、共有を簡単にするMicrosoftの取り組みに役立つという。Simplygonテクノロジは、Microsoftの新しいアプリケーション「Paint 3D」(コード名:「Beihai」)およびクリエイター向けの新しいオンラインコミュニティ「Remix3D.com」を補完するものになる。

 Donya Labsはは「自動3Dデータ最適化ソリューション」の開発を手がけるスウェーデンの企業。

 Simplygonは現在、3Dゲームの最適化、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)といった分野で利用されている。また、自動車のインタラクティブな可視化やEコマース市場に対応した製品も提供している。

 Donya Labsの幹部らは、Simplygonのサイトに次のようなコメントを掲載した

 「われわれはこれまでの歩みを通じて、3Dの限界を押し広げる開発者の取り組みを支援することに全力を注いできた。初期の高度で精密なソリューションの提供から、トップクラスのゲーム開発企業によるSimplygon SDKの採用、さらに最近では企業向けARおよびVR分野への進出まで、Simplygonは自動3Dデータ最適化を開発者にとって一層利用しやすいものにしてきた。われわれの次の挑戦は、『3Dをあらゆるユーザーに』もたらし、究極の使いやすさを実現することだ」

 Windows 10 Creators Updateに関するその他のニュースとして、Microsoftは、Bluetooth関連のさまざまな機能強化を2017年4月リリース予定のWindows 10 Creators Updateに追加すべく取り組んでいる。Microsoftはまた、新しい「ゲームモード」を追加して、Windows 10上でのゲームのパフォーマンスを向上させることを目指している。


提供:Simplygon

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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