Sequoia Capital、女性パートナーを受け入れ--米国事業で同社初

Rochelle Garner (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2016年10月21日 11時36分

 シリコンバレーで大きな影響力を持つベンチャーキャピタル(VC)で、Kleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)やAndreessen Horowitzと同じようにお高くとまった雰囲気のあるSequoia Capitalは、スタートアップに投資するパートナーとして、Polyvoreの最高経営責任者(CEO)を務めるJess Lee氏を迎え入れた。Lee氏は、Sequoiaの米国事業で投資を行う初の女性パートナーとなる(中国には3人の女性投資家がいる)。


Polyvoreの最高経営責任者(CEO)を務めるJess Lee氏。
提供:Steve Jennings/Getty Images

 SequoiaのMichael Moritz会長は2015年12月、Bloomberg TVに対し、パートナーになれるほどの資格を備えた女性が見つからないと述べて話題になった。

 女性のパートナーがいないことについて聞かれたMoritz氏は、「われわれは懸命に探している」として、「われわれが避けたいのは、基準を下げることだ」と述べた。Moritz氏は後日、このコメントを修正し、女性は実際のところ「ベンチャービジネスで活躍できる。われわれは人材発掘に力を入れていく」と語った。

 Sequoiaの広報担当者によると、同社はここ1年以上にわたって(つまりMoritz氏が上述のコメントをする前から)Lee氏に「積極的にアプローチ」していたという。

 シリコンバレーでは、成功しているVCが権力と影響力を持ち、市場の頂点に君臨している。しかし、すべてのVCパートナーが同じことをしているというわけではない。投資先企業の幹部を探すパートナーもいれば、スタートアップの事業改善を支援するパートナーもいる。将来性のあるスタートアップを探して投資するパートナーもいる。ほぼすべてのVCで、投資パートナーはエコシステムの頂点にいる。その約93%が男性だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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