グリーとアドアーズがVR専門アミューズメント施設事業で提携--第1弾は渋谷にオープン

 グリーと、アミューズメント施設運営などエンターテインメント事業を展開するアドアーズは8月26日、VRゲームアトラクションの開発ならびに、VR専門のアミューズメント施設の開設について業務提携に合意したと発表した。

  • アドアーズ取締役の石井学氏(左)と、グリー取締役 執行役員の荒木英士氏(右) 

 業務提携は中長期的な事業展開を想定したものとなっているが、第1弾としてアドアーズが渋谷で運営する店舗の一部フロアを改装。2016年度内をめどに、VRアトラクション常設型のVR専門アミューズメント施設を開設する。このVR専門アミューズメント施設においては、アドアーズが施設の企画開発および店舗オペレーションを行い、グリーが同店オリジナルのVRアトラクションゲームの開発を担当する。

 なお、本件は3月10日に発表したグリーとHTCによるVR事業における業務連携による初めての案件として、このアミューズメント施設においてはHTC VIVEを導入予定としている。

 業務提携の経緯として、アドアーズ側が新たな集客の手段としてVR関連技術を活用した新しいサービスやエンターテインメントの開発を模索しているなか、VRにおける自社開発体制を強化し、ノウハウの蓄積を積極的に行っていたグリーと、VR関連技術の発展とVR市場の拡大という大きなビジョンを共有したことによるものとしている。

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