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Adobe Summit 2016

リアルとデジタルが融合した顧客体験--スマートバッグとサイネージでデモ

2016/03/24 04:25
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 Adobeは、年次で展開しているデジタルマーケティングカンファレンス「Adobe Summit 2016」を米国時間3月22日から24日まで開催しており、「エクスペリエンスビジネス」の重要性を説いている。3月22日にはマルチデバイス時代に対応し、たとえ消費者個人が複数デバイスを使い分けていてもその個人を特定してエクスペリエンスを実行できる「Adobe Marketing Cloud Device Co-op」が発表されたが、加えてモバイルマーケティングの強化も示された。

 Adobe Experience Manager MobileとApache Cordovaのより緊密な統合によって、顧客はモバイルアプリの拡張機能を構築し、さらに充実したアプリ体験を生み出せる。Adobe Experience Manager Mobileは、消費者向けアプリのように視覚的で操作しやすい企業向けアプリの構築や管理の過程を簡略化する。また、Mobile Core Servicesはユーザーとの交流方法を最適化するためのツールを企業に提供する。さらに、Adobe Marketing Cloudの新しいディープリンキング機能によって、企業は複雑な手順を踏まないでより最適な顧客体験を提供しながら、コンテンツやプロモーション情報を送信し、顧客のスマートフォンにアプリがインストールされていれば、アプリ内の適切なページに直接顧客を導くことが可能になった。

 こうした進化を踏まえたデモが以下の通り行われた。

  • (1)ヘルメットを購入したいと思いスマートフォンで「バイクヘルメット」を検索し、表示された検索結果のページの広告をタップするとヘルメットの画像が並んだページが表示された。そして、このお店のアプリのインストールが促された(画像)。これは、Adobe Media OptimizerとAnalyticsを使って、App Storeのインスタレーションの属性をトラッキングするインストールアップアドトラッキング機能。

  • (2)アプリを起動するとロケーション利用、通知の許可を求められたので承認。すると、ディープリンクを使ってブラウザで見ていた体験をそのまま引き継ぐので、すぐに先ほどのヘルメットの画像が表示される。App Storeでいったん動作が止まったものの体験が継続しているわけだ。コンテキストがつながっている。次にアプリにログインするとプレスサービスを利用して「地図を開かないか?」と通知メッセージ(画像)。自分のいる場所の近くに店舗があるというわけだ。

  • (3)店舗に近づいくと「ご来店いただきありがとうございます」のメッセージが表示される。そして「新しいスマートバッグを利用しないか」というメッセージが出てくる。このバッグはBluetoothが組み込まれ、RFIDも付与されている。そこで、スマートバッグを手に取り、「スマートバッグを体験する」をタップするとスマートフォンとペアリングが開始され、バッグとスマートフォンが連動する。

  • (4)実店舗の棚に置いてある青いヘルメットを手に取り、スマートバッグに入れる。すると、スマートフォンのアプリの買い物かごに表示された。そして、このままレジを通って店舗を出ると自分のアカウントから決済された。デジタルとリアルの体験が融合されたわけだ。

 デジタルとリアルの融合では、まさにIoT時代にふさわしい興味深いデモがもう1つあった。それが以下だ。

  • (1)Dunkin' Donutsのデモ。従来型の広告がデジタルサイネージ化された。80インチのスクリーンがあり、この画面は動いていないがMarketing Cloudによって、インテリジェントなKioskにする。

  • (2)スクリーンKioskはどのデジタルプロパティにもアクセスできる。画像をピンク色のものにアセットからを選んでドラッグアンドドロップで変化させてみる。さらに、オレンジ色に変えてみた。店の中ですぐ変更される。

  • (3)さらに画像を変えた。実社会とデジタルの世界が一緒になってパーソナライズされる。デジタルには多くのデータとパワーがある。

  • (4)そしてスマートフォンを近づけていくと……、メニューが出てきて注文可能になった。このスクリーンはスマートフォンがどこにあるかを把握し、購入に必要な情報がスマートフォンに入っており、実際に注文できる。

  • (5)そして今度はクルマが登場。「マイクに向かって叫んで窓口に行くというドライブスルーの体験を変える。この方法は1960年代から変わっていない」。画像一番右側が車載モニターの映像。

  • (6)車載のモニターから注文ができる。決済もできる。さらに、スマートフォンでも同じ画面が表示される。将来は、クルマ、スマートフォン、サイネージスクリーンなど、どんなスクリーンでもどんなサイズでも経験がシームレスで、リアルとデジタルがつながるようになる。

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