写真共有アプリのSnapchat、ウェアラブル技術専門家を雇用--ハードウェア製品の開発か

Sean Hollister (CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2016年03月14日 12時12分

 Snapchatがガジェットを作るとしたら、それはどんなものになるだろうか?

 これは意味のない質問ではない。現在、企業価値が160億ドルのソーシャルメディアの新興企業である同社は、秘密の新プロジェクトに向けてハードウェアの専門家を採用している。

 Snapchatは現在ウェアラブル技術を持つ専門家を10人前後抱えており、従業員のLinkedInプロフィールを見ると、Nokiaの端末や人気の高い米LogitechのBluetoothスピーカー「UE Boom」を手がけたインダストリアルデザイナーもいる。

 これは興味深い。なぜなら1日に1億人(大半がティーンエイジャー)のユーザーを誇るSnapchatは、ビーチタオルやバックパックといった関連商品を除けば、これまでに物理的な製品を何ひとつ生み出していないからだ。ロサンゼルスに拠点を置くSnapchatが採用した人材からは、同社初となるコンシューマー向けハードウェア製品に取り組んでいることがうかがえる。もしうまくいけば、見たあとに消去される写真を共有するソーシャルネットワークにとどまらない企業だとして、われわれの見方が変わるかもしれない。

 もしかすると、ユーザーが実際にかけてみたくなるスマートメガネを作る企業になるのかもしれない。

 バーチャルリアリティ分野の起業家で、将来的に競合する可能性がある企業について話ができる立場にないある人物は、「Snapchatが本当に新しい技術に投資しているとすれば、それは素晴らしいことだ。おそらく、同社のような状況にある大半のアプリケーションは寿命と収益化の可能性に限界があることを分かっているのだろう」と述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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