アップル、インドに新しい技術開発センターを開設へ--主に「Apple Maps」に取り組む

Jake Smith (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年02月17日 08時31分

 Appleがインドのハイデラバードに新しい技術開発センターを開設する予定だと米ZDNetは先週報じた。Appleは米国時間2月16日、この報道を声明で認め、150人の「Apple Map」スペシャリストを雇用する予定だと述べた。

 Appleの広報担当者は、「インドでの事業拡大に投資しており、同国全体にわたって熱心な顧客と活発な開発者コミュニティーが存在することを大変うれしく思っている」と述べた。

 「ハイデラバードに新しい開発施設を開設することを楽しみにしている。同施設には、地図開発に取り組む150人を超えるApple従業員が勤務する予定である。また同施設には、同国におけるわれわれの意欲的な取り組みを支援する多数の契約業者を収容するためのスペースも設けられる予定だ」と同社は付け加えた。

 Appleは、Tishman SpeyerのWaveRock施設内にある25万平方フィート(約2万3226平方メートル)の施設を賃借し、2016年後半に開設する予定だと米ZDNetは報じた。同施設は、ハイデラバードのIT企業が集まる地域にあり、従業員と地元契約業者を最大4500人収容可能である。

 この動きは、Appleが成長の見込める地域市場への参入とMaps製品の改良を狙っていることをうかがわせているようだ。

 テランガーナ州のIT部門担当長官を務めるJayesh Ranjan氏は今週に入って米ZDNetに対し、「Appleはインド内の都市だけでなく、欧州や世界のその他の地域の多数の場所にわたる都市を検討していたため、これは非常に前向きな動きである。同社がハイデラバードに施設を置くことを決めたことは、インドの主要なITハブとしての同市を強く支持するものである」と述べた。

 ハイデラバードに関心を示した企業は、Appleが初めてではない。Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は2015年12月にハイデラバードを訪れ、同州における同社事業を拡大する計画を発表した。GoogleのCEOであるSundar Pichai氏も2015年末に同国を訪れている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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