SNKプレイモア、パチスロ事業から撤退--ゲームとライセンス事業を強化

 SNKプレイモアは11月2日、現在展開を行っているゲーム事業とパチスロ事業について、パチスロ事業からは撤退すると発表した。ゲーム事業とライセンス事業に経営資源を集中させる方針としている。

 ゲーム事業では、将来性の見込めるスマートフォンゲームとコンシューマーゲームの開発体制を強化。同社グループ会社である中国ゲーム会社のLedoとの技術提携を推進し、スマートフォンゲームの開発や運営などの技術を共有することによってヒットタイトルの創出を目指すとしている。またコンシューマゲームでは、2011年以来の新作タイトルとなるPS4用ソフト「THE KING OF FIGHTERS XIV」を2016年に発売する予定。今後も新作タイトルを継続的に開発するために、開発者の増員を行う。

 ライセンス事業では、同社が「ザ・キング・オブ・ファイターズ」「メタルスラッグ」「サムライスピリッツ」など著名IPを保有しており、中国市場における人気も高いことから、中国市場をはじめとしたライセンスビジネスの拡大を図るという。

 パチスロ事業については、昨今の遊技人口の減少傾向による市場縮小や規制の変更で先行きが不透明な状況であるとし、将来性を見出すことが困難として撤退する判断をしたという。10月にリリースした「ビーストバスターズ」でパチスロ機の開発・製造・販売を終了。同部門の社員はゲーム事業へ配置転換を進めるとしている。

 SNKプレイモアは2015年8月に、中国のオンラインゲーム企業である37Gamesが株式を取得し、買収したことを発表している。

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