不倫サイトAshley Madisonの運営会社、CEOが辞任--個人情報流出を受け

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年08月31日 12時30分

 既婚者向け出会い系サイトAshleyMadison.comの創設者が辞任した。同サイトは、1カ月前に同社システムを標的とした大規模なデータ侵害を受けていた。

 同サイトは米国時間8月28日に声明を発表し、運営会社であるAvid Life Mediaの最高経営責任者(CEO)Noel Biderman氏が「会社との協議の上」辞職したことを明らかにした。

 声明には、Biderman氏の辞任が「当社の利益を最優先に考え、今後も当サイトの会員や献身的な従業員に対して引き続き支援の手を差し伸べられるように」したものであると記されている。

 Biderman氏によるCEOとしてのこれまでの職務の一部は、残留する幹部陣が引き継ぐ予定。

 Biderman氏の辞任は、3600万人分の顧客情報がネット上に公開されるという大規模なデータ侵害を受けたことで、同社に対する批判の声が集まる中で明らかになった。米国時間8月18日、クレジットカードの決済記録を含む個人情報などが流出し、数日後には会社の電子メールや文書が含まれた別データがネット上に流出した。このデータ侵害を受け、同社は修復不可能とする見方も一部に出ている。

 声明では、同社が「今回の攻撃にひるまず堂々と対処していく」とともに、今後もサービスの提供を「継続する」予定だと付け加えた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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