IT分野など複数の業界で事業を展開するインドの複合企業TataがUberに出資したと、両社が現地時間8月19日に発表した。総額は明らかにされていないが、この出資についてUberに取材したReutersによると、Tata Opportunities Fundというインドの企業が運営するプライベートエクイティファンドからの出資だという。
Reutersの情報筋によると、今回の出資ラウンドは、1億ドル規模に達した可能性があるという。この資金は、Uberがインドでの1日あたりの乗車回数100万回の目標達成に向け、着実に歩を進めていく一助となる。同社はこれまで、この目標を今後9カ月以内に達成するとしていたが、現時点で1日あたりの乗車回数は約20万回にすぎない。100万回の大台は重要な節目となる。インドを拠点とする競合のOlaは8月中に100万回に到達するとみられており、Uberもこれと同じ数値を目標に掲げている。
Uberはこれまで、インドは自社の成長に不可欠だと述べていた。同社は7月、同国でのシェア拡大に向け、9カ月間で10億ドルを投資する計画を明らかにした。Uberは、7月末時点でインドの18都市を含む世界59カ国で事業を運営する。Uberによると、現金は自社の成長を支える資金として使用されるほか、インドでさらなるサービスを提供するために投じられる予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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