サムスン、世界スマートフォン市場でシェア1位を維持--第2四半期IDC調査

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年07月24日 12時21分

 Appleが最新の四半期に4750万台の「iPhone」を販売したかもしれないが、IDCが米国時間7月23日に発表した報告書によると、サムスンは引き続きスマートフォン市場でAppleを上回る大きなシェアを獲得したという。

 IDCによると、サムスンは、2015年第2四半期の世界スマートフォン市場で21.7%のシェアを獲得し、端末出荷台数は7320万台に達したという。これらの数値は、市場シェアが24.8%、端末出荷台数が7490万台とした同社の前年同期の数値を下回っている。それでも、サムスンの最新の四半期の数値は、Appleのそれを十分しのぐ高さだ。

 Appleの第2四半期は、総出荷台数が4750万台、市場シェアは14.1%となったとIDCは報告している。これらの数値は、出荷台数が3520万台で、市場シェアが11.7%となったAppleの前年同期の数値をいずれも上回っている(Appleは21日、同社第3会計四半期を発表し、同四半期のiPhoneの販売台数を4750万台と報告した)。

 中国のベンダーHuawei(ファーウェイ)とXiaomi(シャオミ)は、それぞれ3位と4位についた。両社とも市場シェアの拡大を続けており、販売台数を伸ばしている。

 Huaweiの第2四半期の市場シェアは8.9%で前年同期の6.7%から拡大し、出荷台数は48.1%増加した。同社は、中国と欧州でミッドレンジおよびハイエンド端末の販売が好調なことから、シェア拡大につながった。

 一方Xiaomiも、中国国内で「Mi Note」「Redmi 2」といったプレミアム端末およびエントリレベル端末ともに売れ行きが好調だった。同社の第2四半期の市場シェアは前年同期の4.6%から5.3%に拡大し、出荷台数は1380万台から1790万台に増加した。IDCによると、Xiaomiは既に参入しているインドや東南アジアでスマートフォン販売が好調で、同社の次なる目標はアジア太平洋地域の外への進出であり、その筆頭はブラジルだという。

 市場全体では、第2四半期にスマートフォンベンダー各社が出荷した台数は3億3720万台で、前年同期の3億210万台から11.6%増となった。その結果、同四半期は四半期出荷台数で過去2番目の高さを記録した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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