グーグル、第4四半期決算を発表--アナリストの期待に届かず

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年01月30日 09時26分

UPDATE Googleが、第4四半期決算(2014年12月31日締め)を発表した。売上高が181億ドル、利益が47億6000万ドル(1株あたり6.91ドル、非GAAPベースで6.88ドル)だったという。トラフィック獲得コスト(TAC)を除く売上高は145億ドルだった。

 アナリストらは、売上高146億1000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は7.08ドルと、堅調な四半期を予測していた。

 2014年通年では、TACを含む売上高が660億ドル、利益は144億4000万ドル(1株あたり21.27ドル)だった。売上高は前年比19%増だった。


 主な数字は以下のとおり。

  • 2014年のR&D支出額は98億3000万ドルで、2013年の71億4000万ドルから増加した。
  • Googleのサイトの売上高は総売上高の69%、ネットワーク売上高は全体の20%を占めた。
  • 米国外の売上高は総売上高の56%を占めた。
  • 同社によると、ドル高の影響で第4四半期売上高は5億4100万ドル目減りしたという。
  • 第4四半期は、平均クリック単価(CPC)が前年同期比で3%減少した。Googleサイト上のCPCは、前年同期比で8%減少した。
  • データセンター、コンテンツ、ハードウェア、およびモバイル提携企業とのレベニューシェア関連の費用は第4四半期売上高の18%で、前年同期の19%から減少した。
  • 同四半期末時点の従業員数は5万3600人だった。
  • 2014年12月31日時点の現金および現金同等物は644億ドルだった。


 第4四半期は「ノイズの多い」データをいくつか含んでいるとGoogleの最高財務責任者(CFO)Patrick Pichette氏は述べ、ドル高以外の変動要因として、次の点にも言及した。

  • 「『Nexus 6』が新端末として高く評価されたが、問題があり、われわれが予想していた需要を満たす十分な在庫を確保できなかった」とPichette氏は述べた。こうした在庫不足が他の売り上げにも響いた。
  • 同社は第4四半期に不動産を購入した。「第4四半期の資本支出は36億ドルだった。また、同四半期の資本支出のうち、施設、製造設備、データセンター建設費の順で、これらに関連する支出が大半を占めた」(Pichette氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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