中国電子商取引大手のAlibabaが、米国時間9月8日の週の初めに米国で新規株式公開(IPO)を実施する計画だという。The Wall Street Journal(WSJ)が匿名情報筋の話として報じた。
同情報筋がWSJに語ったところによると、上記の日程に変更がなければ、Alibaba株は9月18日か19日にも取引が開始される可能性があるという。AlibabaのIPOを皮切りに、テクノロジ情報フォロワーには目の離せない1週間になるだろう。9日には、Appleがイベントで次期「iPhone」を発表すると見られる。
AlibabaのIPOはレイバーデー(9月の第1月曜日。2014年は9月1日)の後まで延期するとされていたが、今回の報道で具体的な時期に関する情報が初めて出てきた。米CNETはAlibabaの広報担当者に確認を求めているが、回答は得られていない。
今回のIPOでは最大200億ドル規模の調達が予想されており、そうなれば米国史上最大級の上場になる。Facebookは、2年前にIPOで160億ドルを調達している。米Yahooは、Alibaba株の22.6%を保有している。
Alibabaは、ティッカーシンボル「BABA」でニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する予定になっており、来週には米証券取引委員会(SEC)との協議が終結する見通しであると、情報筋はWSJに述べた。AlibabaがIPO価格を設定し、取引を開始できるようにするには、SECによるIPO申請書類の承認が必要となる。
Alibaba取締役会には、同社の創設者である有名なJack Ma氏に加えて、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏のほか、Yahooの共同創設者Jerry Yang氏も名を連ねる予定になっているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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