クラウドワークスに人材大手のリクルートが出資--相互にサービス連携へ

 クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営するクラウドワークスは8月8日、リクルートの投資子会社であるRSPファンド5号から資金調達をしたことを発表した。金額は非公開としているが、数千万円規模とみられる。

 クラウドワークス代表取締役社長の吉田浩一郎氏は、「人材業界の最大手であるリクルートによる投資は、国内クラウドソーシング業界のターニングポイントになる。オンラインによる時間と場所に囚われない新しい働き方が、企業経営を変えていく」と喜びを語る。

 2012年3月にエンジニアやデザイナーに特化したクラウドソーシングサービスを開始したクラウドワークス。累計発注社数は約3万6000社、会員数は20万人を超え、登録された仕事の予算総額は130億円を超えるという。経産省や外務省、20都道府県の地方行政からも発注を受けている。また、2014年6月には、モノづくりに特化したサービス「メイカーズワークス」も開始した。

 同社ではこれまでも電通やサイバーエージェントなどから総額14億円を調達している。今回の資金調達によって、システム開発を推進するとともに、人材調達などによる営業体制の強化を図るとしている。また今後はリクルートのメディア事業や新規事業において、ライティングやデータ収集などでクラウドソーシングを活用するなど、顧客の相互送客なども視野に入れているという。


「クラウドワークス」

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