Appleは2014年、生産ラインの一部の作業の自動化に多額の資金を投入する計画だ。
同社は最近、Form 10-K(年次報告書)で、2014年の設備投資額を110億ドルとすることを明らかにした。そのうちの約105億ドルは、生産用工具、製造プロセス装置、企業設備、そして情報システムハードウェア、ソフトウェア、機能拡張を含むインフラに投入する予定だ。
具体的には、その投資額の大部分は、「iPhone」「iPad」「MacBook」などの端末の量産に対応する機械類に投入される見込みだと、Bloombergは米国時間11月13日に報じている。
Bloombergは「同社の製造手法に詳しい複数の情報筋」の話として、自動化機械には、「iPhone 5c」の外装のプラスチック素材を研磨する機械や、MacBookのアルミニウムボディを形成する機械、iPhoneやiPadのカメラレンズを検査する機械などが含まれるとしている。
Appleは、自動化機械メーカーとの間でより多くの独占契約を締結し、同社の製造パートナー(多くはアジアを拠点とする)の工場にこれらの機械類を設置するつもりだと情報筋らは述べている。
Appleは確かに、このような自動化プロセスに投入するための十分過ぎるほどの資金を保有している。小売事業に充てられる費用を除き、同社の2014会計年度の設備投資額は2013年度よりも61%高くなる予定だ。
このような機械類に関し、サムスンなどのライバル企業よりも多額の資金を投入することが目的の1つだ。
「Appleは、競争的優位性を確保するための手段として設備投資をしている」と、AsymcoのアナリストであるHorace Dediu氏はBloombergに述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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