「ルールが甘かった」--楽天が優勝セールでの不当価格表示について説明

岩本有平 (編集部)2013年11月11日 23時07分

 楽天は11月11日夜、「楽天日本一セールに関する記者会見のご案内」と題した会見を開催した。

 プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天イーグルス)」の優勝を受けて開催された楽天グループの「楽天日本一セール」。そこには、ポイントが最大82倍になるキャンペーンのほか、楽天イーグルの星野仙一監督の背番号「77」にちなんだ割引(77%引き)などを目玉としたセールが11月3日の夜から11月7日の午前2時まで展開された。

 しかしこのセールで販売された複数店舗の商品が、通常販売価格より価格を上げた上で割引を適応するという、不当な価格表示(二重価格表示による有利誤認)をしていた可能性があることが明らかになっていた。


楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏

 このような事態を受けて開催された会見。楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、「楽天市場は地方の中小店舗から日本を元気にしていこうとしていた。にもかかわらずこうなったことは申し訳ない。忸怩たる思い」と謝罪した。

 今回、楽天ではセール時の元値が2週間以前の元値より5%以上上回っているもの、セール時の販売価格の割引率が50%以上という条件でセールを実施していた店舗を調査したという。

 その調査で見つかった不正価格表示は17店舗、1045商品。商品を購入したのは118人。代金の合計は46万9967円となった。楽天では対象店舗について、1カ月のサービス停止を実施。さらに商品をキャンセルするユーザーに対して代金を現金および楽天のポイントで補償するとした。

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