デル、29日に上場廃止

Zack Whittaker (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉 (ガリレオ)2013年10月30日 10時37分

 Dellの創設者で最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏は、同社の非公開化に向けた取り組みを完了した。

 Dellは、投資会社Silver Lake Partnersからの財務支援と合わせて、ニューヨークのNASDAQ証券取引所で同社普通株を上場廃止する手続きを開始した。

 Dellの株式は、米国時間10月29日の市場での取引終了により、NASDAQで取引されなくなる。

 評価額約249億ドルの買収条件に従い、Dellの株主は、保有株1株当たり13.75ドルの現金を受け取る。1株当たり13セントの配当金を含めると、受取額は1株当たり計13.88ドルとなる。

 総じて見ると、この金額は、当初2月に提示された244億ドル(1株当たり13.65ドル)よりも高値になっている。

 創設者のDell氏は、用意されたコメントで中でこう述べた。「(当社は)非公開企業として刺激的な新章に突入する。各国に広がる11万人のチームメンバーは、顧客に100%注力し、その利益のために長期戦略を積極的に実行している」

 今回の買収は、9月12日の株主総会でDellの株主によって承認された。この株主総会で、Dell氏とパートナーの投資家は、約75%の票を確保した。


Michael Dell氏は、同社の非公開化に向けた取り組みを完了した。
提供:KIMIHIRO HOSHINO/AFP/Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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