MSのバルマーCEO、最後の従業員集会で涙のスピーチ

Edward Moyer (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年09月30日 11時48分

 Microsoftの最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏の退任発表は、(少なくとも金融アナリストらや批評家から見た場合)ある種の安堵感をもって迎えられている。しかし、Ballmer氏のように映像に残す価値のある見せ場を生み出せる幹部が他にいるのだろうかと嘆いた人もいるかもしれない。

 技術系ニュースサイトThe Vergeは、米国時間9月26日に開催された同社の従業員集会で、Ballmer氏がCEOとして最後のスピーチをした際の録画映像を入手した。

 この映像は期待を裏切らないものとなっている。いつも感情的な同氏はそのスピーチのほとんどの間、涙ぐんでいたが、軽やかな足どりで出口に向かう際にはハイタッチや拍手による激励の嵐となり、「デベロッパー、デベロッパー、デベロッパー、デベロッパー」という同氏の有名な連呼が頭の中によみがえるようなかたちとなった。

 Ballmer氏については誰が何と言おうとも、30年以上勤務したMicrosoftに対する自らの熱意を、(どのような嘲笑を受けたとしても気にせず)ためらいなく表現する人物であった。米CNETのCharles Cooperは同氏について「広報部門からの指示がなければ自分の鼻をかくこともしない保守的なCEOが多い時代にあって、MicrosoftのCEOはすべてをさらけだした」と形容している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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