デル特別委員会、増額された買収案を受け入れる用意がないことを表明

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2013年08月01日 12時32分

 Dellの株式非公開化に向けた買収提案の評価を任されている同社の特別委員会は、同社の最高経営責任者(CEO)Michael Dell氏とSilver Lake Partnersから提出された、より金額の高い買収案のために新たな基準日を設定することを明らかにした。

 同委員会はMichael Dell氏とSilver Lake Partnersに宛てた書簡のなかで、Dellの株式非公開化のための支払い金額が1株あたり13.65ドルから13.75ドルに増額された買収案を受け入れる用意がないと述べている。同委員会は以下のように述べている。

 委員会は、あなた方の提案を受け入れる用意がない。しかし、既存の投票規定に従って、1株あたり13.75ドルという買収案を受け入れるかどうかを投票するうえでの新たな基準日を設定する意思がある。新たな基準日を設定することで、2013年6月3日以降に株式を購入した多くの株主が買収案について投票できるようになるとともに、すべての株主が改定された買収案における自らの最善の利益について検討するためにさらなる時間をかけられるようになる。

 つまり、1株あたり13.65ドルという既存の買収案をめぐる株主投票は米国時間8月2日に実施される。しかし、この買収案に誰が賛成票を投じるのかは明らかではない。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。

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