Yelpは米国時間7月18日、現金と株式合わせて約1270万ドルでオンライン予約サービスのSeatMeを買収することで合意したと発表した。
Yelpと提携関係にあるOpenTableのライバルであるSeatMeは、2年前に創設されたサンフランシスコ拠点の新興企業で、バーやレストラン、ナイトクラブの予約サービスを提供する。顧客基盤は小さく、従業員はおよそ15人だ。「Windows」「Mac」「iPad」で利用できる店主向けの高度な予約ソフトウェアを開発し、OpenTableのシステムよりも低価格でサービスを提供している。
Yelpの最高経営責任者(CEO)を務めるJeremy Stoppleman氏は同社の公式ブログで次のように述べている。「SeatMeの買収により、まだサービスを利用していない多くの店にも、Yelpを通じて直接、簡単にオンライン予約できる便利なサービスを提供でき、消費者体験をさらに強化できる」
Yelpは、現金220万ドルと最大26万3000株の株式による支払いに同意した。総額は1270万ドルと推定される。手続きは24日頃に完了する見込みだ。SeatMeの従業員は、第4四半期にサンフランシスコにあるYelpの本社に移動する。
今回の買収によって、現在、オンライン予約サービスを提供しているOpenTableとYelpとの提携にひびが入ることも考えられる。Yelpがプレスリリースで明らかにしたところによると、可能性としてもっと問題となりそうなのは、OpenTableとの契約によってYelpがSeatMeを完全統合できない場合もありえることだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する