米連邦第9巡回控訴裁判所は、論争を巻き起こしたFacebookの「Beacon」広告サービスをめぐる訴訟において950万ドルで和解することを認めた。4年にわたるこの訴訟に終止符が打たれる可能性がある。
和解金の大半は、インターネットプライバシーに関するプロジェクトに資金を提供する非営利団体「Digital Trust Foundation」の創設に使用され、弁護士費用の230万ドルも含まれている。Reutersの記事によると、当初、和解の条件はFacebookユーザーのプライバシーを補償するには不十分だという反対意見もあったが、巡回控訴裁判所の判事28名のうち過半数が米国時間2月26日、和解は十分であるとの判断を下した。
この和解に反対する者が米連邦最高裁に上訴するかどうかは明らかでない。
この集団訴訟は2008年、ソーシャルネットワーク大手のFacebookに対し、Beaconに関する十分な情報とプライバシーを保護する方法を提供しなかったとして提起されたものだ。Beaconプログラムは、他のウェブサイトでのユーザーの行動に関する情報をFacebookのニュースフィードに公開していた。サンフランシスコの米連邦控訴裁判所は2012年、950万ドルでの和解を認める判決を下していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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